オゴクダの貝
潮岬にあるオゴクダ海岸で採れる貝を紹介します。
ハナガスミノミフデ
この貝を長くスミレノミフデとラベルには書いていました。
日本近海産貝類図鑑が出たときに、ハナガスミノミフデ(新称)とされていましたので、?と思いながらもそのままにしていました。
今回このブログを書き始め、再度調べなおしてみることとしました。
まず、どこでこの貝にスミレノミフデと言う和名をあてはめたのかということですが、やっと見つけました。
HAWAIAN MARINE SHELLSにこの貝の学名がThala exilisと載っていて、この学名を日本及び周辺地域産軟体動物総目録(実際はその前の日本列島周辺貝産貝類総目録だと思う)からあてはめたのではないかと思います。
でも、実際のこの貝の学名はThala jaculandaで、日本及び周辺地域産軟体動物総目録ではノミフデの学名にあてられています。
ややこしくなっていますが、日本及び周辺地域産軟体動物総目録には、jaculandaの異名にogasawaranaオガサワラノミフデがあり、ノミフデの学名はこのogasawaranが合うと思っています。

ノミフデに比べ、もっと大型で細長く、薄紫色に体層中央部がその色が濃くなります。


Thala jaculanda Gould 1860
ミノムシガイ科 ハナガスミノミフデ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 7.4㎜〜9.1㎜
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ノミフデ
小さい貝ですが、オゴクダの貝砂からはたくさん出てきます。
新鮮なものはこげ茶色をしていますが、色褪せてくると黄色くなります。
低い縦肋と螺肋で、やや粗い布目状となり、布目の中心は粒状の印象を受けます。
小さいので、浜での採集は難しいかもしれません。


Thala ogasawarana Pirsbly 1904
ミノムシガイ科 ノミフデ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 4.5㎜〜7.6㎜



ミノムシガイ科 ノミフデ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 拡大 4.5㎜〜7.6㎜

Vexillum roseum
26日に紹介したspの貝とよく似ています。
体層中央から水管にかけては、濃いピンク色をしています。
それ以外はよく似ていますので、色変わりなのかもしれません。


Vexillum roseum Broderip 1836
ミノムシガイ科 (和名なし)
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 10.2㎜

オトメフデさんから教えていただきました。
Vexillum roseum Broderip 1836の擦れた個体でした。

Pusia sp
オゴクダでは比較的多い貝で、よく見つかります。
シイイノミツクシを細くして、黒くしたような貝です。
これだけたくさんいる貝なので、名前がありそうですが、まだ同定できていません。
殻頂から次体層までは、顕著な縦肋がありますが、体層では低く個体によってはあまり目立たない縦肋となります。
黒褐色一色の目立たない色合いをしています。


Pusia sp
ミノムシガイ科
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 6.8㎜〜12.0㎜


ミノムシガイ科
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 拡大 6.8㎜〜12.0㎜

Costellaria sp
この貝もまだ1個体しか採集していません。
ムシロオトメを細くしたような貝ですが、特徴がヤスリオトメフデに近いように思いますが、日本近海産貝類図鑑のヤスリオトメとムシロオトメの中間のような特徴をしていますので、spとしました。
ヤスリオトメの1タイプかもしれません。


Costellaria sp
ミノムシガイ科
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 15.1㎜
Pusia sp
台風後の岩礁地帯で唯一生貝で採集した貝です。
最初は、シマオトメの変異個体かなと言う感じでしたが、特徴が違いました。
体層中央から縫合にかけて縦肋上のみ白くなります。
縫合中央のみ茶褐色、それ以外は黒色をしています。


PUsia sp
ミノムシガイ科
串本町潮岬オゴクダ浜産 生貝個体 11.0㎜


フィリピン産イトカケツクシとの比較画像です。
向かって右と真中がフィリピン産のイトカケツクシです。
同じ大きさの貝だと、水管部分の細くなるのがきつく思います。

Vexillum albotaeniatum
最初この貝を拾った時に、他の貝の擦れたものと思って一度捨てかけたことを覚えています。
でも、何か引っかかる所があって、やめて持ち帰りました。
画像でも解るように、それほど特徴がなく、擦れたような色合いをしていたのです。
洗ってからも同定できないでいたのですが、ある時図鑑を見ていて似たものがある事に気付き、この名前に同定しました。
シマオトメの擦れたものと、ヒシオトメの擦れたものを合わせて2で割ったような感じです。
低い縦肋と、肋間には螺肋があります。
特徴のない白く汚れたというような色をしています。


Vexillum albotaeniatum Hervier 1897
ミノムシガイ科 (和名なし)
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 14.1㎜〜15.4㎜
2012.12.23オゴクダ採集
3連休の中日ですから、かなりな人が来ているだろうと思いながら、8時の干潮に合わせ7時に採集に出掛けました。
以前に比べ潮岬沖の漁船は少なくなったようですが、磯釣りの人が島に乗っているのが見えます。




浜に下りると、このブログにも来て頂いているご夫婦とお孫さん御一行の3名が採集しています。
結構早く来たつもりでしたが、先を越されました。(T_T)
浜は、大きな波が来ていないせいか、少しずつ痩せていっているような感じです。
約2時間半粘った成果です。

大きい貝


小さい貝



タカラガイ組とウミウサギ組

あまりいいものは採れませんでしたが、ツマベニやツマムラサキは、品質が良い。


今日良かったもの

二個体目となるシリオレホラダマシ、大きなキンランイモ、小さいけどオキナワカセン、キングチムシロ、チノイモ(イボカバイモ)、キンスジコツノマタ、サチヒナレイシダマシ等。

後からもう一人降りてきて、今日午前中は私も含めて5名。
大きな波が来てくれないと、貝が少ないですね。

コスマンツクシ
小さい貝で、白く特徴があまりないので見つけにくい貝です。
今までオゴクダでは4個体採集しています。
いずれも持ち帰り後の砂の中からの採集です。
縦肋と螺肋で、全面は布目状です。
ほぼ白一色ですが、体層中央によく解らない程度の黄色斑が不規則に出ます。


Vexillum cosmani Kay 1979
ミノムシガイ科 コスマンツクシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 6.9㎜〜8.5㎜
サナギツクシ
オゴクダでは普通に採集できる貝ですが、長く名前が解らなかった貝です。
日本近海産貝類図鑑で、サナギツクシとして新称されました。
細い縦肋が規則正しく並び、肋間は螺肋で刻まれます。
色彩は変化に富んでいて、こげ茶色一色から、黄色に茶褐色の螺線が出るものまであります。


Costellaria micra Pilsbry 1921
ミノムシガイ科 サナギツクシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 5.3㎜〜11.2㎜



ミノムシガイ科 サナギツクシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 拡大 5.3㎜〜11.2㎜



ぷろふぃーる

kudamaki2014

Author:kudamaki2014
オゴクダをホームグランドに採集をしています。
オゴクダ貝類図鑑を目指していますので、ここに載っていない種類を採集された方は、ぜひ教えてください。



かうんた~



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