オゴクダの貝
潮岬にあるオゴクダ海岸で採れる貝を紹介します。
ヤタテガイ比較
fts5272さんから送られてきた画像です。
コメント欄に書き込んでいただいた説明と共にご紹介します。



左から与那国産ナガシマ、奄美産シロオビ、奄美産ヤタテ、土佐産ヤタテとなります。
ご覧のように奄美では両タイプの大型個体が出ます。
しかしながら、確認数が少ないのでこれが両極端なのかは非常に疑問です。
本土では普通種なのですが奄美以南ではオオシマなどに優先されていてシロオビ、いやヤタテは少産種となってしまいます。
ナガシマですが、このタイプは今までに与那国で2個確認したのみです。



私が追加で載せた画像です。

向かって左が串本町上浦産 36.1㎜
向かって右が沖縄県名護産 39.8㎜


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クリイロヤタテ
この貝もオゴクダではよく見かける貝ですが、ほとんどの個体は殻口が割れて磨滅しています。
台風の後などには殻皮の残ったものが時々見つかります。
全体が茶色一色で模様はありません。
殻皮は、貝の色よりも黒っぽい色をしていて、汚れているように見えます。


Strigatella fastigium Reeve 1845
フデガイ科 クリイロヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 18.0㎜〜19.8㎜


フデガイ科 クリイロヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 台風後採集生貝個体 20.7㎜
ロウイロヤタテ
明るい黄色をしていますので、あれば見つけやすい貝ですが、個体数は少ないです。
今まで幼貝も含め画像の6個体です。
やや菱形に近い紡錘形をしていて、明るい黄色に体層中央に幅の広い白帯があります。
老成すると殻口が厚くなります。


Strigatella acuminata Swainson 1824
フデガイ科 ロウイロヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 13.5㎜〜20.8㎜


フデガイ科 ロウイロヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 台風時採集生貝個体 17.7㎜
ヤタテガイ
岩礁などでは生貝も見つかる普通種ですが、オゴクダではそう多くない貝です。
昨日のクチジロヒメヤタテよりもずっと少ない貝です。
紡錘形の形に、全体が茶色をしており、縫合付近と体層中央から水管にかけての部分に、縦の白い点線列が不規則に出ます。
この白い縦線は、個体によってかなりな変異があり、一定した模様ではありません。


Strigatella scutula Gmelin 1791
フデガイ科 ヤタテガイ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 22.0㎜〜28.1㎜


フデガイ科 ヤタテガイ
串本町串本上浦浜産 磯採集死殻個体 36.1㎜


fts5272さんからコメントを頂いたので、比較画像を追加します。
恐らくこの貝を言っているのだと思います。


向かって左が串本町上浦産 36.1㎜
向かって右が沖縄県名護産 39.8㎜

クチジロヒメヤタテ
オゴクダでは行けば採れる貝ですが、状態の良いものは少ないです。
確か以前はシロフヤタテと呼んでいたような気がしますが、何時からこの名前になったのでしょう。
日本及び周辺地域産軟体動物総目録には、「波部、1977」とあります。
打ち上げのものは全体が明るい茶色に、体層中央から縫合方向に少し寄った所に途切れ途切れの細い白線があり、殻口上部の裏に四角の白い部分が出ます。
生貝の個体は、この茶色の色が黒褐色となります。


Strigatella assimilis Pease 1868
フデガイ科 クチジロヒメヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 14.2㎜〜19.0㎜


フデガイ科 クチジロヒメヤタテ(シロフヤタテ)
串本町潮岬オゴクダ浜産 台風後生貝採集個体 15.9㎜〜17.9㎜
2013.1.27オゴクダ採集
約2週間ぶりの採集となりましたが、今日は今年一番という寒さでした。
今日の干潮が12時頃ですので、その時間を考えて9時に浜に到着。
予想通り浜には誰もいません。
この寒さでは当然ですが…




状態はそう変わっていないようで、波打ち際にも歩いた跡がありません。
まだ日が当っていないので、少し吹く風が一層寒さを感じます。
それでも探し始めると、


この浜で採れると嬉しいソナレイモ、かなりきれいです。


あまり見ない色のタカラガイを発見。
裏を返して見ると、カモンダカラの幼貝でした。


最近あまり見なかったバライロアラボリクチキレツブ、長い名前です。(T_T)

最後の方で見つけた

良い状態のクロシオダカラ


続いてまるでセットのようにジュズダマダカラ


コシダカグルマもなかなか状態の良いのがありませんが、この個体は綺麗です。

11時半までの約2時間半、最後の方は日が当ってきて少し暖かくなりました。
今日の成果です。
ほとんど毎度おなじみの貝ばかりですが、見つけると拾ってしまいます。




今日のタカラガイ組

クロシオダカラ、ジュズダマダカラ、綺麗なニセサバダカラ、カモンダカラの幼貝、奇形のツマムラサキメダカラ

今日のウミウサギガイ組

ここでは初めてのナナホシコボレバケボリ、色も残っています、アヤメケボリ? シロオビコダマウサギ

今日のイモガイ組

模様のきれいなナツメイモ、ソナレイモ、ニシキミナシ、ヒラマキイモ、3個体目となるC.tenuistriatus、不思議な形のイモガイの奇形。
ヒラマキイモは、表面に細く黒い線が全面にあり、スジヒラマキイモの特徴も出ていますが、この両種の区別がよく解らないので、ここではヒラマキイモとしました。

その他の良かった貝

久しぶりのナンヨウフデシャジク(この貝も以前はミナワフデシャジクと呼んでいたと思う)、フリージアガイ、マユフデ、バライロアラボリクチキレツブ、二個体目となるヤママユフデ等

小さい貝は良いものが採れていますので、浜ではじっくりの採集が必要です。
後から顔馴染の方が一人降りてきて、今日の午前中は2名でした。
ヒメヤタテ
オゴクダではよく見つかる貝ですが、擦れたものが多く、良い状態のものは少ないです。
細い紡錘形をしています。
全体が明るい茶色をしていて、縫合に近い所にやや黄色っぽい白線が入ります。
この白線上に約2倍の太さの白線が、縦に間隔をおいて入ります。
個体によっては、細かな白い線が全体に散らばる事もあります。
生貝個体は、黒褐色となります。


Strigatella auriculoides Reeve 1845
フデガイ科 ヒメヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 11.3㎜〜16.6㎜


フデガイ科 ヒメヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 台風時採集生貝個体 12.8㎜
ミダレシマヤタテ
オゴクダではそう珍しい貝ではありませんが、たまに見つかります。
太短い形に、全体が緑っぽい茶色をしています。
細かな斑点が全体にありますが、形は一定していません。


Strigatella litterata Lamarck 1811
フデガイ科 ミダレシマヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 11.7㎜〜18.1㎜
オオシマヤタテ
なんだかよく解らないような標本です。
特に一番大きい個体は、穴だらけで形もよく解りません。
3個体とも古い標本なので、昔揚がったものなのかもしれません。
茶色に縦に細かな点線のような白い線が入ります。
生貝は、深緑の色合いです。


Strigatella retusa Lamarck 1811
フデガイ科 オオシマヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 12.3㎜〜18.7㎜


フデガイ科 オオシマヤタテ
沖縄県西表島船浦産 生貝個体 14.6㎜〜15.7㎜

ナガシマヤタテ
串本周辺の他の所も含めても、そう見つけていません。
オゴクダでは今まで3個体ですが、よく老成した個体もいます。
ヤタテガイよりは太短い形をしています。
黒褐色に縫合から水管方向に白い縞模様となります。
螺肋は内唇の歯がある辺りから、水管にかけて低く現れます。


Strigatella paupercula Linnaeus 1758
フデガイ科 ナガシマヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 17.9㎜〜21.2㎜


ぷろふぃーる

kudamaki2014

Author:kudamaki2014
オゴクダをホームグランドに採集をしています。
オゴクダ貝類図鑑を目指していますので、ここに載っていない種類を採集された方は、ぜひ教えてください。



かうんた~



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