オゴクダの貝
潮岬にあるオゴクダ海岸で採れる貝を紹介します。
サフランヒナレイシ
2013年5月12日の採集で、二個体目を見つけました。
殻の色合いや形が、エゾバイ科のサフランノシガイやゴママダラノシガイに似ているので、間違えている方もいるかもしれません。
私も最初の個体は間違えてゴママダラノシガイと同じケースに入れていました。
螺肋がオレンジの瘤状の物と、黒い瘤状とが交互に出ます。
ごく薄い成長肋が出ます。


Morula parva Reeve 1846
アクキガイ科 サフランヒナレイシ(腹面)
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 8.1?〜9.2?


アクキガイ科 サフランヒナレイシ(背面)
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 8.1?〜9.2?

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ヒナレイシノシガイ
日本及び周辺地域産軟体動物総目録では、まだエゾバイ科の中に入れられています。
この貝がアクキガイ科であると言われてからは、そうたっていないせいもあるのでしょうが、『ちりぼたん』Vol34.No3には、3種の日本新記録種と共に、6種類が紹介されています。
その中で、オゴクダでは3種が確認されていて、このヒナレイシノシガイは個体数も多い方です。
小さいので、貝砂の中から見つけることが多いですが、それでも2〜3回に一回は見つけます。
縫合に近い所と、水管に近い所に2螺肋のオレンジ色の瘤状の肋があります。
名前もノシガイを取って、ヒナレイシとした方がすっきりすると思います。


Morula echinata Reeve 1846
アクキガイ科 ヒナレイシノシガイ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 7.6?〜9.3?


Habromorula dumosa
日本近海産図鑑では、この貝がコムラサキレイシダマシになっています。
オゴクダでもそう珍しい貝ではなく、見つかる事も多いです。
棘はほとんど出なく、焦げ茶色に白い螺肋が3本出ます。


Habromorula dumosa Conrad1837
アクキガイ科
串本町潮岬オゴクダ浜産 台風後採集生貝個体 13.0?〜13.4?


イチマツレイシダマシ
この仲間では小さい種類で、目立たないためかオゴクダでは今まで10数個の採集です。
ほとんどが砂の中からの採集です。
全体が焦げ茶色で、白い螺肋は大きく2本現れます。


Morula bicatenata Reeve 1846
アクキガイ科 イチマツレイシダマシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 9.2㎜〜10.6㎜
オダヤカトゲレイシダマシ
日本近海産貝類図鑑で新称となった貝ですが、それと思われる個体はまだ画像の2個体です。
質の悪い標本ですので、間違っているかもしれませんが、沖縄産の個体のシルエットに一致します。
棘はほとんどなく、印象としては丸い形をしています。
生きた物を見つけたい貝です。


Habromorula lepida Houart 1994
アクキガイ科 オダヤカトゲレイシダマシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 10.6?〜12.2?


アクキガイ科 オダヤカトゲレイシダマシ
沖縄県瀬良垣産 生貝個体 10.5?〜14.4?

バライロレイシダマシ
この仲間では綺麗な色をしていますが、個体数はそう多くなく、オゴクダでもたまにしか見つかりません。
打ち上げですから当然擦れている物がほとんどで、棘もほとんど残っていません。
イセエビ刺し網などで得られる物は、棘が綺麗に残って、打ち上げの物とは違った感じを受けます。
殻全体が薄いピンク色をしていて、殻口はそれより濃いピンク色となります。


Spinidrupa ambrosia Houart 1994
アクキガイ科 バライロレイシダマシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 12.5?〜16.3?


アクキガイ科 バライロレイシダマシ
串本町潮岬産 生貝個体 15.9?〜17.2?
ハチジョウレイシダマシ
以前から実態がよく解らない貝の一つでした。
と言うのも、模式標本の貝が、図録では白っぽく写った貝で、他の図鑑でもバライロレイシダマシの棘をなくしたような図や記述が見受けられたからです。
日本近海産貝類図鑑の貝があってるとすれば、この画像の貝になるのではないかと思っています。
他の古い標本でも近い貝であったので、今はこの貝に同定しています。
白い螺肋の間は、茶色の彩色がされています。
他のレイシダマシ類に比べ、やや殻口が広く感じます。


Spinidrupa borealis Conrad 1867
アクキガイ科 ハチジョウレイシダマシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 13.8?〜17.2?
コムラサキレイシダマシ
長い間この貝を違う貝を思っていたのですが、このブログに掲載するにあたって再度確認してこの貝に同定しました。
実際、この仲間の学名は、かなり混乱しているようで、海外のHPでも違う貝にあてられていることが多く、原記載を見ていない身としては困ってしまっています。
ただ、日本の古い標本を見る限りではこの貝にコムラサキレイシダマシとして載せられているようなので、ここではこの貝を紹介します。
やや小型の貝で、シルエットが菱形に近く、螺肋は白、その間の縦肋は黒と、コントラストがはっきりしています。
オゴクダではあまり見ない貝で、今まで約10個程度の採集です。


Spinidrupa biconica Blainville 1832
アクキガイ科 コムラサキレイシダマシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 10.0?〜10.9?


アクキガイ科 コムラサキレイシダマシ
串本町有田漁港産 生貝個体 13.8?
2013.7.14オゴクダ採集
オフ貝二日目の午後は、磯は期待できないのでやはりここの採集となりました。
前日に一日採集しているので、その夕方から朝までの潮の満ち引きに期待です。


潮も午後に干潮を迎えるので、条件は良い方ですが、果たして貝が残っているかどうか…

今日も午前中は誰も来ていないらしく、波打ち際は手つかずでした。
さっそく見つけたのは、

ツキガイの小さい個体。
ここではごくたまに見つかります。

次に見つけたのが、

まだここでは数個体目となるヤリノホツノマタ、昨日あれだけ探したところですが、一晩の波で少し変わっているようです。

昨日の疲れと、容赦なく照りつける太陽で、ほとんど日陰での採集をしていました。
それでも、日陰が長くなるにつれて移動しながらの採集でした。

本日のタカラガイ・ウミウサギ組

テンロクケボリ2、以前カルピ55さんから送って頂いたような段階のイボダカラ。
打ち上げですが、中々綺麗な個体です。

今日の良かった物

ツキガイ、マユフデ、ヤリノホツノマタ、バライロヨウラク2、ソナレイモ、ミカドミナシ、フトスジアマガイ、カノコシボリコウホネの半片、Mitra kantori フデシャジクsp等。

前日あれだけ掻き回したにもかかわらず、思ったよりも採れました。
やはり、オゴクダ浜は良い所です。
ホソトゲレイシダマシ
この貝は、オゴクダではそう多くなく、たまに見つかる程度です。
色にあまり特徴がないので、見過ごすことも多いです。
トゲレイシダマシに比べ、細く薄茶色一色で、縦肋もやや強く出ます。
縫合に近い所の棘列のみ、焦げ茶色になります。


Spinidrupa euracantha A.Adams 1851
アクキガイ科 ホソトゲレイシダマシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 13.1?〜16.7?


アクキガイ科 ホソトゲレイシダマシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 台風後採集生貝個体 16.4?


ぷろふぃーる

kudamaki2014

Author:kudamaki2014
オゴクダをホームグランドに採集をしています。
オゴクダ貝類図鑑を目指していますので、ここに載っていない種類を採集された方は、ぜひ教えてください。



かうんた~



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