オゴクダの貝
潮岬にあるオゴクダ海岸で採れる貝を紹介します。
チビムギガイ
少し小さめの貝ですので、貝砂からの選別となりますが、オゴクダにはたくさんいます。
この貝もほぼ平滑ですが、水管部分に近い所のみ螺肋が出ます。
縫合部分に近い所と、水管の先とに焦げ茶色の破線が出ます。
個体によっては、その中央に薄い破線が出るものもあります。
その他の部分は、薄茶色に白い水玉模様となります。


Metanachis moleculina Duclos 1835
フトコロガイ科 チビムギガイ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 4.9?〜6.5?


フトコロガイ科 チビムギガイ(拡大)
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 4.9?〜6.5?

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ユメマツムシ
オゴクダでは普通に拾える貝で、行けばいくつかは見つかります。
画像のように、肩部に瘤列ができるものから、ほとんど目立たないものまであります。
縫合部分は、やや階段状になり、太短いと言う印象を受けます。
白に細かな点がある個体が多いですが、黄色い模様の出るものもあります。


Mitrella albina Kiener 1841
フトコロガイ科 ユメマツムシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 7.8?〜13.1?


フトコロガイ科 ユメマツムシ(拡大)
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 7.8?〜13.1?

日本近海産貝類図鑑では、ユメマツムシの学名がMitrella inscripta Brazier 1861となっているが、ここではPHILIPPINE MARINE MOLLUSKSの方を採用しています。
続原色日本貝類図鑑では、ユメマツムシの学名は、hanleyiとなっています。
ツマベニマツムシ
奄美や沖縄では普通種だと思いますが、オゴクダではまだ2個体の採集です。
水管部分に近い所だけ螺肋が出る以外は、ほぼ平滑です。
綺麗な個体の方の画像でも解るように、細い線が全面に出ます。


Metanachis marquesa Gaskoin 1852
フトコロガイ科 ツマベニマツムシ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 7.0?〜7.8?
2013.10.27オゴクダ採集
今回は『黒潮貝類同好会』の採集会でオゴクダ浜に行きました。
集合9時と言うことで、少し遅い時間ですが、オゴクダ浜への参加は10名と浜の広さを考えるとかなりな過密状態です。
台風の影響がどうなのかと言う気持ちを抑えながら、浜に下りたところ、すでに4名の方がいました。
後で聞いたところによると、それ以外にもう2名の方が来ていたようで、午前中だけで16名です。
これだけたくさんに方がいると、ほとんどめぼしい物は見つからず、更には前日にも数名の方が来ていたようです。
時間帯も悪く、11時には満潮を迎えることで、ほぼ新しい物は期待できません。




波打ち際もほとんど掘り返されていて、手の入っていない所はありません。(T_T)
見残しのみ期待です。

驚いたことに、いきなりこれが見つかりました。

ベッコウフデ、状態良く残り福です。

その後はほとんど何も見つからず、いつもの普通種メンバーが増えて行きます。
波打ち際では生きた物もありました。

大きなヘソアキアシヤガマ、前の磯には生きた物が集まっていそうな気がします。

約2時間半で採集会が終了しました。
いつもの顔ぶれです。




今日の二枚貝組

ヤガスリヒヨクの黄色、ヒナクチベニの黄色と普通の色。

今日良かった(まあまあ)物

ベッコウフデ、クチベニホラダマシ、オトメフデ(ガタガタ)、イボカバイモ(チノイモ)、オカモトムシロ、フリジアガイ、マメサンゴヤドリ、ヘソアキアシヤエビス(蓋付)、FDのツマムラサキメダカラ、カバスジオトメ。

これだけ人が入ってはしばらくは期待できません。
そろそろ台風も終わりだと思いますので、水温の低下による南方系種の死滅が今後の期待です。

Zafrona sp
ごくたまに貝砂から出てくる貝ですが、かなり少ないです。
まだ10個体も採っていません。
縫合部分でややくびれた形をしていて、均等な縦肋が出ます。
螺肋は、縦肋と交わりやや結節状となります。
全体は薄茶色ですが、体層部分は結節が白くなり、その下は太い白帯となります。
以前『ユラツボ』と言う名の貝の原記載を見たときに、この貝ではないかと言う思いを持ちましたが、図が不鮮明であったことから同定できませんでした。
でも、その図の形にはよく似ていたように記憶しています。
この貝の仲間は、奄美方面からも別の種類が記録されているようです。


Zafrona sp
フトコロガイ科 不明種
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 2.5?〜3.4?
サメハダムギガイ
オゴクダでは行けば1個は見つかる程度の貝です。
少し大きめなので、浜での採集も可能だと思います。
均等に出た螺肋に、体層中央をはさんで、縫合方向には密に、水管方向にはやや粗めの螺肋があります。
模様は一定していませんが、体層中央に細い白帯となる模様の切れた部分があります。


Zafrona lifuana Hervier 1899
フトコトガイ科 サメハダムギガイ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 6.4?〜7.5?


フトコトガイ科 サメハダムギガイ(拡大)
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 6.4?〜7.5?


Mokumea sp
この貝も貝砂からたまに見つかる程度の貝です。
全体が黄色く、胎殻付近のみ赤褐色になります。
モクメマツムシと同様に、縫合部分に白帯があります。
水管部分に螺肋があるだけで、後は平滑です。
日本及び周辺地域産軟体動物総目録には、モクメマツムシの分布は潮間帯から水深20m程度とされています。
この貝は、水の岬沖のドレッジからも得られており、水深110mの所から採れています。
新鮮な個体には、ごく薄い模様で、木目模様が出た物があると言うことも聞いていますが、私の持っている物にはその模様が出た物はありません。


Mokumea sp
フトコロガイ科 不明種
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 3.7?〜4.8?


フトコロガイ科 不明種
串本町潮岬沖産 ドレッジ採集個体水深110m 3.6?〜4.6?


Mokumea divaricata Pilsbry 1904
フトコロガイ科 モクメマツムシ
福岡県津屋崎町恋ノ浦産 打ち上げ個体 3.7?〜4.4?


ヒネリノミニナ
オゴクダの貝砂から、まだ1個体しか見つけていません。
和歌山県での個体数はかなり少ないのかもしれません。
以前紹介したケシマツムシのような形をしていますが、もっと太く表面に艶があります。
殻自体を真上から見た時、ややひねった形に見えるのがこの貝の名前の由来だと思います。


Zafra succinea Hervier 1899
フトコロガイ科 ヒネリノミニナ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 2.8?


フトコロガイ科 ヒネリノミニナ
奄美大島土浜産 打ち上げ個体 2.6?〜3.7?
クチマガリノミニナ
オゴクダではそう個体数は多くなく、貝砂からもたまに見つかる程度です。
縦肋は均等に出ますが、体層中央から水管にかけては、やや低くなっています。
画像のように、色彩は一定していて、全体が薄オレンジ色をしていて、体層中央に縦肋上にのみ白点列がでます。
外唇部分がやや厚くなるため、殻口が狭まっています。
この特徴が、『クチマガリ』と言う感じがするのでしょうね。


Zafra cinnamonea Hervier 1899
フトコロガイ科 クチマガリノミニナ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 3.0?〜3.7?
ヤサウネノミニナ
友人からの画像です。
いまいちこの貝の実態が解らないのですが、ノミニナモドキに似た感じで、紡錘形になる貝だと思っています。
縦肋も均等に出ます。


Zafra minuscula Gould 1860
フトコロガイ科 ヤサウネノミニナ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 4.5?


ぷろふぃーる

kudamaki2014

Author:kudamaki2014
オゴクダをホームグランドに採集をしています。
オゴクダ貝類図鑑を目指していますので、ここに載っていない種類を採集された方は、ぜひ教えてください。



かうんた~



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