オゴクダの貝
潮岬にあるオゴクダ海岸で採れる貝を紹介します。
2014.4.27上浦海岸採集
潮がよかったので、採集に行ってきました。
この所オゴクダの成果がいまいちなのと、磯採集なら上浦海岸がと言う事で、干潮2時間前に浜に下りました。
もう十分採集できるだけ潮は引いています。
まずは、何時も確認しているこの貝。
IMG_3598.jpg
アツムシロです。
本来は奄美や沖縄にいる貝ですが、2008年から上浦海岸の一部の限られた場所で確認しています。
それから毎年生息を見守ってきましたが、今年も確認出来ました。
この日は他に幼貝も見ています。

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同じ場所で、リュウキュウシラトリも見つかります。
他の所でまだ1個しか見ていませんが、何故かこの場所では数個体採集しました。
棲息環境があっているのでしょうね。

場所を移動して、
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最初は、サヤガタイモが海面に少し潜っています。

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セイロンイモ(シロセイロンイモ型)も近くにいました。

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水から出てきて記念撮影です。

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ガクフイモも見つかりました。

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同じく記念撮影です。

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岩の隙間にたまった砂砂利を掘っているとこの貝が見つかりました。
ヒメイモフデです。
生きた個体は少ない貝で、良い標本になります。

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同じ所で、イソギンチャクに着いているネジガイも見つかりました。

転石をめくると、
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昨年もここで見つけたウネボラが付いています、しかも2個。
ここでは合計4個確認したことになります。

IMG_3608.jpg
殻口を確認してみると、大きい方はやや奇形でした。

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別の石の下からは、テツボラも見つかりました。

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以前紹介したオトメガサの軟体の色が違う個体がちょうど2個ついていました。

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キキョウイモも2個並んでいます。

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ツタノハが見つかったので、生態をパチリ。

軟体はこんな感じ。
IMG_3613.jpg

砂地で何やら動きました。
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貝以外はほとんど解りませんが、これはカラッパの仲間。

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裏はこんな感じ。

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最後に見つけたのは、ナマコに着くクリムシ。
たくさん着いています。
このナマコの種類が解る方は教えてください。

約2時間半の採集です。
この日は、マガキガイを40個ほど採集して美味しく頂きました。(^^)v

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アシヤエビス
ヘソアキアシヤエビスに形が似ていますが、やや腰高となります。
そう大きな個体はなく、画像の貝が今までの最大個体です。
模様の出方もよく似ていますが、螺肋上の斑点が小さく赤くなる事で区別できます。
個体数は少なく、今まで10個程度の採集です。

アシヤエビス(正面)
Hybochelus roseola G. & H. Nevill 1888
ニシキウズ科 アシヤエビス
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 9.8㎜

アシヤエビス背面
Hybochelus roseola G. & H. Nevill 1888
ニシキウズ科 アシヤエビス(背面)
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 9.8㎜

ブログ名変更のお知らせ
旧ブログからの引っ越しにより、このブログに引き継ぎましたが、内容はオゴクダの貝類を紹介するのを主目的にしています。
旧ブログは、そのまま自動的に閉鎖となると思っていましたが、一部サービスの停止だけで今もそのまま残っています。
当初から思っていた他の貝の紹介はここではせず、オゴクダの貝のみのブログとして続けていく予定です。
そこで、他の貝は以前からのブログで引き続き紹介を始めることとしました。
ただし、そこは不定期です。
気が向いた時や新しく標本として増えた貝について書こうと思っています。
と言う訳で、ここの名前は『オゴクダの貝』として変更します。
『こんな貝が採れた』は、旧ブログの方で続けることとしました。
どちらも引き続きよろしくお願いします。<(_ _)>
ヘソアキアシヤエビス
オゴクダではよく見かける貝で、行けば1個や2個は見つかります。
大きな波の後などには、生きた物も打ち上げられている事がありますが、他の場所では潮間帯の転石の下からも得ています。
均等に螺肋が出ますが、その間は細かく成長肋により刻まれます。
螺肋上は、所々に黒っぽい斑点が出て、絣模様のように見えます。

ヘソアキアシヤエビス(正面)
Hybochelus orientalis Pilsbry 1904
ニシキウズ科 ヘソアキアシヤエビス
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ生貝個体 13.1㎜

ヘソアキアシヤエビス背面
Hybochelus orientalis Pilsbry 1904
ニシキウズ科 ヘソアキアシヤエビス(背面)
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ生貝個体 13.1㎜

オオアシヤガイ
串本周辺ではかなり少ない貝と言えます。
オゴクダでは、小さな個体を2個、同じ潮岬で大きな個体を1個採集しているだけです。
形はアシヤガイに似ていますが、放射肋が太い事、殻口が大きい事、色が白っぽく茶色の細かい斑点がはいる事で区別できます。

オオアシヤガイ(オゴクダ)
Granata sulcifera Lamarck 1820
ニシキウズ科 オオアシヤガイ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 8.6㎜~9.0㎜

オオアシヤガイ(オゴクダ内面)
Granata sulcifera Lamarck 1820
ニシキウズ科 オオアシヤガイ(内面)
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 8.6㎜~9.0㎜

オオアシヤガイ
Granata sulcifera Lamarck 1820
ニシキウズ科 オオアシヤガイ
串本町潮岬産 打ち上げ個体 17.8㎜

オオアシヤガイ(内面)
Granata sulcifera Lamarck 1820
ニシキウズ科 オオアシヤガイ(内面)
串本町潮岬産 打ち上げ個体 17.8㎜
アシヤガイ
今日からニシキウズ科です。
最初はアシヤガイですが、オゴクダでは少ない貝です。
やや内湾の半分以上埋まった転石の下などから見つかる貝です。
全面に縮れた放射肋があり、新鮮な物は茶褐色の殻皮を被っています。
内面は真珠光沢をしています。
蓋は殻口の大きさには関係ないような小さなものです。

アシヤガイ
Granata lyrata Pilsbry 1890
ニシキウズ科 アシヤガイ
串本町上浦海岸産 生貝個体 12.9㎜~13.5㎜

アシヤガイ(内面)
Granata lyrata Pilsbry 1890
ニシキウズ科 アシヤガイ(内面)
串本町上浦海岸産 生貝個体 12.9㎜~13.5㎜

コビトヒメカタベ
この仲間では一番小さい種類です。
貝砂から見つかりますが、個体数はかなり少なく、まだ数個体しか見つけていません。
一見すると、この種類の貝の幼貝のように見えますが、特徴ははっきりしています。
周辺に角がハッキリと出て、殻底にも角が出来ます。
顕微鏡で見ると、成長脈が密にある事が解ります。
小さい貝なので、画像があまり綺麗には撮れません。

コビトヒメカタベ
Munditia daedala A.Adams 1863
ヒメカタベ科 コビトヒメカタベ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 2.3㎜~2.4㎜

ヒメカタベ科は、5種類でした。


Liotina sp
小さい貝なので、貝砂で得られる貝ですが、たくさん出てきます。
よく見ると、格子状になる個体とあまりならない個体が見つかります。
ただ、あまり格子状にならない個体も、低く格子状になっているようで、磨滅したものなのかもしれません。
種類の特定が出来ていませんので、ここではspとしますが、日本及び周辺地域産軟体動物総目録には、Liotina tantilla コビトカタベと言う貝もありますが、実態を知らないので、知っている方がいれば教えてほしいです。

Liotina sp
Liotina sp(格子状となる個体)
ヒメカタベ科 不明種
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 3.3㎜~4.5㎜

Liotina sp2
Liotina sp(格子状が目立たない個体)
ヒメカタベ科 不明種
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 3.2㎜~4.0㎜

リュウキュウヒメカタベ
チリメンヒメカタベに形が似ていますが、縦肋も螺肋も粗くなります。
殻底に孔列が現れるのが、チリメンヒメカタベとの大きな違いです。
また、チリメンヒメカタベよりも殻高が高くなります。
オゴクダでは普通に見つかる貝の一つです。

リュウキュウヒメカタベ
Liotina ryukyuensis Habe 1991
ヒメカラベ科 リュウキュウヒメカタベ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 6.3㎜~8.8㎜
ヒメカタベ
チリメンヒメカタベよりも少し小型で、殻高も低いです。
そう多くはありませんが、たまに見つかる程度です。
螺肋が数本出ますが、あまり高くはありません。
成長輪肋が低く密にありますが、ルーペでないと確認できないほど細いです。
体層部分は螺肋のみが目立ちますが、それより先の層には成長輪肋との交差で格子状となっているのが解ります。

ヒメカタベ
Liotina semiclathratula Schrenck 1861
ヒメカタベ科 ヒメカタベ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 6.4㎜~7.3㎜


ぷろふぃーる

kudamaki2014

Author:kudamaki2014
オゴクダをホームグランドに採集をしています。
オゴクダ貝類図鑑を目指していますので、ここに載っていない種類を採集された方は、ぜひ教えてください。



かうんた~



かれんだ~

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