オゴクダの貝
潮岬にあるオゴクダ海岸で採れる貝を紹介します。
ウキツボ
日本近海産貝類図鑑には、『海上の浮遊物や流れ藻に着生』と書かれています。
オゴクダでは、3回この貝を見つけていますが、いずれも軽石についていました。
かなり小さい個体なので、肉眼では見えにくいのですが、何か巻貝のようなものが付いていると言った感じで、採集しています。
ルーペで確認して初めて解るほどです。
薄茶色で、急に大きくなる形をしています。

ウキツボ
Litiopa melanostoma Rang 1829
ミジンウキツボ科 ウキツボ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体(生貝) 0.8㎜

ウキツボ(ホスト)
ウキツボのホスト 軽石 37㎜

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クリフハマツボ
他の方の採集物で、採れることは確認しています。
確か1個体採集しているはずなのですが、標本が見つかりませんので、他の産地の物を紹介します。
縦に並んだ点線列が特徴的です。

クリフハマツボ
Diala ludens Melvill & Standen 1895
スズメハマツボ科 クリフハマツボ
鹿児島県奄美大島土浜産 打ち上げ個体 3.7㎜~4.4㎜
クリンニナ
オゴクダでは、打ち上げや貝砂からもよく見つかる貝です。
白い貝なので、見つかりやすい色をしています。
顆粒を伴った太い螺肋体層では3本、次体層からは2本確認できます。
螺肋上は、顆粒は白っぽく、その間は薄い褐色に色が付きます。

クリンニナ
Royella sinon Bayle 1880
オニノツノガイ科 クリンニナ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 10.7㎜~18.0㎜

今日でオニノツノガイ科が終わります。
24種類ありました。
小さいものの中には、まだ分類できていない物がありそうなので、今後増えるかもしれません。



トウガタカニモリ
オゴクダではかけた物を2個体確認しただけです、大破していたので採集していません。
やや内湾性の砂中にいる貝なので、オゴクダで少ないと思います。
近くの上浦海岸では、死殻も含め沢山見られます。
縫合部分の螺肋は太く、顆粒部が白くその間は黒褐色となります。
それ以外の螺肋は細く、白と黒褐色が交互に出た配色となります。

トウガタカニモリ
Rhinoclavis sinensis Gmelin 1791
オニノツノガイ科 トウガタカニモリ
串本町上浦産 生貝個体 49.0㎜

エビガイ
ごくたまに見つかる貝ですが、通常は殻口が割れて細長い部分だけとなっている事が多いです。
テングサ干場で見かけることも多く、そう言った環境にいる貝だと思います。
8~10本程度の螺肋があり、次体層から幼層にかけては縦肋と交わって顆粒状となります。
特に各層の中央部分で顆粒が大きくなり、縫合付近では小さくなります。
殻口が外に張り出したような形となります。

エビガイ
Colina macrostoma Hinds 1844
オニノツノガイ科 エビガイ
串本町潮岬産 生貝個体 12.6㎜~12.7㎜
ヨロイツノブエ
オゴクダの打ち上げではたまに見つかる程度の貝です。
打ち上げやヤドカリが背負っているのを見かけます。
はっきりとした螺肋は3本で、その間に細い螺肋があります。
縫合に近い螺肋は、大きな瘤状となります。
薄茶色の殻皮を被っていますが、白っぽい個体が多く、所々に薄い褐色の色が付きます。

ヨロイツノブエ
Clypeomorus armatus Philippi 1848
オニノツノガイ科 ヨロイツノブエ
串本町潮岬産 生貝個体 28.1㎜
カヤノミカニモリ
オゴクダではまだ画像の個体だけ確認しています。
やや内湾の砂の被った所にいる貝なので、オゴクダでの確認は偶然が重なったものなのかもしれません。
通常は太い螺肋の間にも、細い螺肋が数本出ます。
縦肋は、幼層の頃にははっきりとしたものとなりますが、体層部分では低く目立たなくなります。
螺肋と縦肋の交点は、黒く彩色された顆粒となります。

カヤノミカニモリ
Clypeomorus fumilis Dunker 1861
オニノツノガイ科 カヤノミカニモリ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 16.3㎜

カヤノミカニモリ(上浦)
Clypeomorus fumilis Dunker 1861
オニノツノガイ科 カヤノミカニモリ
串本町上浦浜産 生貝個体 16.0㎜~17.0㎜

2014.8.23オゴクダ採集
前回行ったのが、7月の半ばだったので、実に40日ほど間が開きました。
台風11,12号と続けて来たのですが、その後行った人の話を聞くと、貝だまりは待って行かれて、酷い状態との事。
自然と足が向きません。(-_-;)
それ以外の行けなかった理由もあるのですが、現状報告と言う事で行ってきました。
潮岬沖は、地元で『下り潮(くだりしおと読む)』と言われるほど、沖合の黒潮の流れは速そうです。

IMG_4410.jpg

浜に下り立つと

♪『今はまだ夏~ 誰もいない海~』♪

台風後なのに誰もいません。(T_T)
よっぽど状態が悪いといううわさが流れているんでしょうか。

IMG_4411.jpg

IMG_4412.jpg

確かに貝が少ない印象です。
波打ち際には、貝溜まりが見えません。

その上、不思議な跡まであります。

IMG_4413.jpg

誰が何のために付けたのか…新型のトラップかもしれません。
確かに朝早く誰かが来ていたのが解ります。

新しい物はないかと、潮が引いた後の波打ち際の所から見ていきます。
まず最初に見つかったのは、
IMG_4414.jpg
カメガイの仲間、クリイロカメガイです。
以前にも大量漂着があって、最近もあったと聞いています。
少し古そうな個体なので、その時の残りかもしれません。
集めてみると、14個ありました。

次に、
IMG_4415.jpg
コゲイロホラダマシ

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ソメワケオリイレボラとまずまずの貝が見つかります。

ここでは見慣れないシルエットのタカラガイが、
IMG_4417.jpg
二個体目となるスソヨツメダカラです。
少し若い個体のようです。

IMG_4418.jpg
あまり新しい貝ではありませんが、中々楽しめます。

そろそろ見終えてきたので、磯の方に移動して、生きた物を探します。
水たまりの中に見えているのは、
IMG_4421.jpg
本日一番の収穫、コハクイモです。
通算3個体目となりました。

水たまりの転石の下から、
IMG_4422.jpg

IMG_4423.jpg
ここでは生きた物は初となる、ヒモカケシリキレボラです。
前回のイトカケボラに続き、『三種の神器』の生貝がそろいました。

約2時間半の探索で、思ったよりもいい物が採れました。
貝溜まりは少なくなっていますが、じっくりやればまだ見つかる物がありそうです。

本日の収穫、
少し大きい物
IMG_4462.jpg

小さい物
IMG_4463.jpg

今日のタカラガイ、ウミウサギ組。
IMG_4461.jpg
ジュズダマダカラ2個+割れ1個、クロシオダカラ、スソヨツメダカラ、ナシジダカラFD,アヤメダカラ(大きい)、シロオビコダマウサギ、ここには映っていませんが、トラフケボリもありました。

今日の生貝。
IMG_4464.jpg
カゴメサンゴヤドリ、キナフレイシダマシ2個、ヒモカケシリキレボラ(蓋が見つかりませんでしたが、あるいはない種類なのか?)

今日良かった物。
IMG_4460.jpg
コハクイモ、ソメワケオリイレボラ、コゲイロホラダマシ、キンスジコツノマタ、クロベッコウバイ、キングチムシロ(割れ)、トガリヤタテ、サメムシロのかけら。

クリイロカメガイ
IMG_4458.jpg

浜に下りた後すぐに常連の方が来て、本日午前中は2名の出勤でした。


ヤセトウガタカニモリ
ビカリヤさんからの画像です。
まだ幼貝ですが、模様の出方などよく特徴が出ています。
新たな目標となりました。

ヤセトウガタカニモリ
Rhinoclavis diadema Houbrick 1978
オニノツノガイ科 ヤセトウガタカニモリ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 25.0㎜ ビカリヤさん採集

ヤセトウガタカニモリ 2
Rhinoclavis diadema Houbrick 1978
オニノツノガイ科 ヤセトウガタカニモリ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 16.8㎜ 友人採集
ヒメチグサカニモリ
昨日のチグサカニモリよりは個体数は少ないです。
チグサカニモリが太い螺肋が二本でるのに対し、ヒメチグサカニモリは1本です。
その他の特徴はほぼ同じです。

ヒメチグサカニモリ
Plesiotrochus exilis Pease 1867
オニノツノガイ科 ヒメチグサカニモリ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 3.8㎜~5.2㎜


ぷろふぃーる

kudamaki2014

Author:kudamaki2014
オゴクダをホームグランドに採集をしています。
オゴクダ貝類図鑑を目指していますので、ここに載っていない種類を採集された方は、ぜひ教えてください。



かうんた~



かれんだ~

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