オゴクダの貝
潮岬にあるオゴクダ海岸で採れる貝を紹介します。
ニヨリムカシタモト
最近のオゴクダでは、たまにしか見つけることが出来なくなった貝の一つです。
以前は行けば一つは見つけていたのですが、来る人が多くなったせいかも知れません。
近海産図鑑が出るまでは、『コハクムカシタモト』と呼んでいた貝で、この名前の方が私はしっくりきます。
やや殻が細く、殻質も薄いです。
縫合近くに現れる縦肋も、間隔が狭く出ます。
内唇は、殻口中央部分を除く、両端が彩色されます。

ニヨリムカシタモト
Canarium wilsoni Abbott 1967
ソデボラ科 ニヨリムカシタモト(コハクムカシタモト)
串本町潮岬オゴクダ浜産 生貝個体 19.0㎜~20.2㎜
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ムカシタモト
オゴクダの打ち上げではよく見かけ、多い貝の一つです。
でも、案外生きた物は見つかりません。
うまくカモフラージュされて棲息しているのかもしれません。
昨日のヤサガタムカシタモトに形が似ていますが、より太く殻口が濃いピンク色となります。

ムカシタモト
Canarium mutabilis Swainson 1821
ソデボラ科 ムカシタモト
串本町潮岬産 生貝個体 25.9㎜~26.0㎜
ヤサガタムカシタモト
今日からソデボラ科です。
ヤサガタムカシタモトは、オゴクダでは普通に見かける貝で、台風後には生きた物も見つかる事があります。
よく似たムカシタモトやニヨリムカシタモトとは、殻口が黒く刻まれている事で区別されます。
この3種では、一番小さい種類です。

ヤサガタムカシタモト
Canarium microurcem Kira 1959
ソデボラ科 ヤサガタムカシタモト
串本町潮岬オゴクダ浜産 生貝個体 14.8㎜~17.3㎜
ムシロガイ
この貝も、最近の採集の追加です。
かなり擦れた標本ですが、特徴から同定しました。
本来は、縦肋上も螺肋で刻まれていますが、この個体は擦れてしまって、縦肋上は肋がありません。

ムシロガイ
Niotha livescens Philippi 1849
オリイレヨフバイ科 ムシロガイ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 13.8㎜

ムシロガイ(橋杭)
Niotha livescens Philippi 1849
オリイレヨフバイ科 ムシロガイ
串本町橋杭産 生貝個体 20.1㎜

オリイレヨフバイ科は、20種類となりました。


ホソウミニナ
先日の採集で、一度に3個体を見つけました。
オゴクダの海岸では、生息できそうな所はないように思いますが、何処からか運ばれてきたのかもしれません。
細い螺肋と、低い縦肋で、やや石畳状となります。

ホソウミニナ
Batillaria cumingii Crosse 1862
ウミニナ科 ホソウミニナ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 10.0㎜~13.9㎜

ウミニナ科は、3種類となりました。


コシマヤタテ
最近の採集で、新たに追加しました。
以前紹介したミダレシマヤタテに形が似ていますが、縦の白い模様は、途切れることなく繋がります。
殻表全体に、細く低い螺肋が出ます。

コシマヤタテ
Strigatella zebra Lamarck 1811
フデガイ科 コシマヤタテ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 13.3㎜

フデガイ科は、50種類となりました。


ムシロオトメフデ
アキオさんからの画像です。
潮岬の他の地区では拾っていた貝ですが、オゴクダではまだ未採集でした。
あまり個体数の多い貝ではなく、一度に拾うのは、1個か2個体程度しか記憶にありません。
ヒシオトメを長くしたような形をしています。
縦肋の間にも、細かな螺肋が出ます。
肩部では、角張ります。

ムシロオトメフデ
Mitropifex mutabile Reeve 1844
ミノムシガイ科 ムシロオトメフデ
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 20.1㎜

ミノムシガイ科は、61種類となりました。


Serpulorbis sp
唯一の個体です。
オオヘビガイよりも細く、殻質も薄い貝です。
成長に沿って、所々に茶色の線が出ます。
とりあえずspとしました。

Serpulorbis sp
Serpulorbis sp
ムカデガイ科 不明種
串本町潮岬オゴクダ浜産 打ち上げ個体 殻径7.2㎜

オオヘビガイ
ごく普通に見つかる貝です。
オゴクダで採れるこの種類では一番大きくなります。
巻き方は不規則で、螺肋(巻きの方向)に数本の肋があります。
成長肋は、細く細かに出ます。

オオヘビガイ
Serpulorbis imbricatus Dunker 1860
ムカデガイ科 オオヘビガイ
串本町潮岬産 生貝個体 殻径10.8㎜
2014.9.20オゴクダ採集 復活の兆し
今年来た台風では、ほとんど沖に持って行かれた感じで、玉石ばかりが目立つ海岸となってしまっていました。
今再び台風が接近しようとしていますが、その前の変則4連休の初日に、見ておこうと行ってきました。
あいにくポツリポツリと雨が降る中、出かけてしまえば行くしかないと、浜に下り立ちましたが、やはり先客が一人、よく合う方でした。
すでに一人帰られた後と言う事で、波打ち際は見終わった感じです。

それでも、台風後とは違う貝だまりが出来ています。
IMG_4570.jpg
期待感を持って探索開始です。

いきなり出てきたのが
アジロダカラ
オゴクダでは少ないアジロダカラです。
模様はやや薄めですが、綺麗な個体です。

最近少なくなったと感じていたクロシオダカラも続きます。
クロシオダカラ

バライロヨウラクはここでしか見つからない貝ですが、綺麗な物が見つかりました。
バライロヨウラク

やや場所を移動して、これも状態の良いバライロトゲレイシダマシ
バライロレイシダマシ

再びクロシオダカラ、今日は3個体も見つかりました。
クロシオダカラ2

状態まずまずのムギツブダカラ
ムギツブダカラ

ロウイロヤタテは、そう見つからない貝ですが、今日は2個もありました。
ロウイロヤタテ

約2時間半、夢中で探しました。
タイトル通り、復活の兆しが感じられます。
今日の収穫、大きい方の貝達
IMG_4583.jpg

中くらいの貝達
IMG_4584.jpg

小型の貝達
IMG_4585.jpg

今日のタカラガイ、ウミウサギ組
タカラガイ、ウミウサギ組
アジロダカラ、ジュズダマダカラ3個、クロシオダカラ3個、ムギツブダカラ、ヒナコダマウサギ、テンロクケボリ、セロガタケボリ2個。
ジュズダマ、クロシオは、揃い踏み3セット。

今日の二枚貝組
二枚貝組
ヒメアサリ、ヒメイナミガイ(オレンジ)、ヒメツキガイ、シロインコ、ナデシコ(黄色)、カノコシボリコウホネ(半片)、ヨセナミアシガイ(半片)。
ヨセナミアシガイは、惜しい半片でした。
でも、半片でも少ない貝の一つです。

今日の生貝
IMG_4580.jpg
ニシキアマオブネ、キイロカニモリ、キンスジコツノマタ。

今日良かった物
IMG_4582.jpg
バライロヨウラク3個、ハナオトメ、イボヒメトクサ、ロウイロヤタテ2個、コゲイロホラダマシ2個、キンスジコツノマタFD、イトカケボラ(ほぼ完品)、マユフデ、バライロトゲレイシダマシ3個。

今来ている台風でどうなるか解りませんが、大きな波が来ていない中、浜は復活に向かっています。
今後の採集が楽しみになりました。




ぷろふぃーる

kudamaki2014

Author:kudamaki2014
オゴクダをホームグランドに採集をしています。
オゴクダ貝類図鑑を目指していますので、ここに載っていない種類を採集された方は、ぜひ教えてください。



かうんた~



かれんだ~

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